
このピンクの〇の場所から売っていくとして、Aの戻り高値かBの直近高値のどちらに損切りを置きますか?
同じ手法でも損切を置く場所1つで勝てる手法にもなったり、負ける手法になることだってあります。
「自分の損切だけ狩られて思惑方向に伸びていく」
「損切を遠くに置きすぎて、勝ったとしても全然かせげない」
「損切について調べてみると人によって言ってることが違いすぎて何が正解か分からない。」
そんな損切迷子をこれ1本で完全に卒業させることを約束します。
今日お伝えするのは、小手先の「ここに置けば勝てますよ」みたいな薄っぺらい内容ではありません。
損切を置く場所の考え方や自分の手法ならどこに置けばいいのか?
そのようにあらゆる手法にも応用できる不変的な考え方を3つのステップで解説します。
・どこに損切りを置けば良いのか分からない
・色んな発信者がいろんな場所に損切りを置いてて何が正解か分からない
・利益が積みあがっていく損切位置の決め方を理解したい
・自分の手法ならどのように損切位置を決めるべきか学びたい
こういった方はぜひ最後までご覧ください。
自分に合った損切位置を決める明確な基準
では最初に、自分に合った損切り位置を決める明確な基準についてお話しします。
結論から言うと、その損切り位置で期待値がプラスになっているか。
これが1番大切な判断基準です。
期待値と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、見るポイントはすごくシンプルです。
勝率とリスクリワード。
この2つのバランスを見て、長期的に利益が残る状態になっているか。
同じエントリーポイントでも、損切りを近くに置く人と、遠くに置く人では、トレード結果は大きく変わります。

例えばこのように、エントリーポイントは全く同じでも、赤ラインで引いてある損切りの位置だけが違うとします。
①押し安値に置くほうは、損切りまでが60pips。利益目標が100pipsなら、リスクリワードは1.67になります。
②一方で、直近安値に損切りを置いたほうは、損切りまでが20pips。同じ100pips伸びたとしても、リスクリワードは5になります。
両方ともリスク1万円でトレードしてるなら押し安値に置くほうは1万6700円の利益、直近安値に損切を置いたほうは5万円の利益ということになります。
つまり、損切り位置が変わるだけで、同じタイミングでエントリーしても利益は大きく変わってくるということです。

じゃあ損切は狭ければ狭いほど良いってことですね!



そんな単純な話じゃあないんだよ。
損切りを狭くすれば、リスクリワードは良くなります。
その代わり、勝率は下がりやすくなります。
ここに関しては、完全にトレードオフの関係なので、重要になってくるのは、勝率とリスクリワードのバランスです。
そして、そのバランスが長期的に見て期待値がプラスになっているのであれば、その損切り位置は、あなたの手法にとって正解ということになります。
実は多く人が誤解してしまっていることですが、損切位置の正解は、誰かが決めるものではありません。
検証した結果、見えてきたデータが決めるものです。
だから私は大前提として、
「戻り高値だから正解。」「直近高値だから正解。」
という考え方はしません。
実際に両方で検証し、勝率、リスクリワード、そして最終的な利益を比較する。
その結果、期待値がプラスになった方を採用する。
そのデータをもとに、自分だけのルールを作っていく。
これが、自分に合った損切り位置を決める一番正しい考え方であり、そのように決めることで、今後損切位置をどうしようかと悩むことは二度となくなります。
「 勝率を優先する損切位置」と「利益が積みあがる損切位置」の違い
では次に、勝率を優先する損切り位置と、利益が積み上がる損切り位置の違いについてお話しします。
多くの人は、「勝率が高い方が良い手法だ。」と考えてるんですけど
これは完全に間違っていると思ってます。
理由はトレードの本質は、目先の1回で勝つことではないからです。
100回、200回と繰り返したときに、どれだけ利益が残るか。
本当に大切なのはこちらです。
ではその証拠に、このこちらを見てください。


Aのパターンは勝率が80%、リスクリワードが1対1
Bのパターンは勝率が50%、リスクリワードは1対3
ともに1回の損切額は1万円、その条件で100回トレードをしたときにいくらの利益が残るのか?をシュミレーションしたものです。
勝率が80%のAのパターンの利益額は60万円。
勝率が50%のBのパターンの利益額は100万円。
結果的に勝率が50%しかないBのパターンのほうが40万円多く利益が出ていることが分かりますよね。
つまり、勝率が高いことと、利益が残ることは、まったく別の話なんです。
だから私は、勝率だけを上げる目的で損切り位置を決めることはしません。
100回、200回、1000回と同じトレードを繰り返した結果、一番利益が積み上がる場所に損切りを置きます。
これが、長期的に利益を積み上げるための損切り位置の考え方です。
損切位置決め方(まとめ)
では最後に、今回の内容を簡単にまとめます。
今回一番お伝えしたかったことは、損切り位置に絶対の正解はないということです。
戻り高値に置くのか。直近高値に置くのか。
大切なのは、「どちらが正解なのか。」ではありません。
あなたの手法で、どちらが長期的に利益を残せるのか。
そこを考えることが一番大切です。
そのためには、勝率だけを見るのではなく、リスクリワードとのバランスを考え、期待値がプラスになるルールを作ること。
そして、そのルールを自分自身で検証し、データを集め、納得した上で採用すること。
これこそが、長期的に利益を積み上げていくための損切り位置の考え方です。
期待値がプラスになるルールを、一貫して繰り返し続けることこそが、トレーダーの仕事です。
ぜひ実際にチャートを開いて、直近高値に損切りを置いた場合。
戻り高値に損切りを置いた場合。その両方を検証してみてください。
そして、どちらが利益が多く残るのか。
ぜひ、あなた自身の目で確かめてみてください。
そのデータこそが、これから先のあなたのトレードを支えてくれる、1番信頼できる答えになるはずです。
他にも疑問点などありましたら、気軽にコメントやフォームのほうから質問してください。
お答え出来ることはお答えしていきます。
では今回は以上です!


